保険適応と自由診療の毛穴治療

毛穴がニキビや湿疹などの皮膚疾患である場合は、症状によっては毛穴治療も保険適応の治療を受けることができます。ニキビの治療の場合は、毛穴に詰まっている内容物を取出し、外用薬を塗布します。そして、ビタミン剤や抗生物質、漢方薬などによって治療されます。自由診療の毛穴治療としては、毛穴の黒ずみや毛穴の開き、たるみ毛穴の治療があります。

毛穴の黒ずみや毛穴の詰まりの改善のためには、皮脂や角質を取り除く必要があります。ターンオーバーが滞ってしまうと、皮脂の分泌量が増えて毛穴に詰まってしまうので、ケミカルピーリングやトレチノイン美容液などでターンオーバーを正常化し、ビタミンCをイオン導入し皮脂の分泌とメラニン色素を抑制します。毛穴治療で最も多いのは毛穴の開きやたるみ毛穴の改善です。スポッツピールという治療では、毛穴のひとつひとつに浸透力の強いピーリング剤を流し込み、皮膚の再生を促して、内側から毛穴を埋めます。

毛穴を収縮させる従来の方法より確実に効果が得られ、早いのが特徴です。レーザー治療では、レーザーの熱で真皮のコラーゲンに刺激を与えることで、ハリのある肌にして毛穴を引き締めます。フラクショナルレーザー治療では、皮膚に小さい穴をあけ、コラーゲンを再構成して皮膚を再生させることにより毛穴の開きを改善します。リフトアップレーザー治療というものもあり、真皮の活性を促し肌のハリをもたらすため、たるみ毛穴に効果があります。

ケミカルピーリングで毛穴をなだらかにし、毛穴を収縮させるグリルグリシリンをイオン導入する方法もあります。